ロサンゼルス、Hollywoodにて路上書き下ろし
昨日、念願の路上デビューを果たしました。
ミュージシャン、Ki-Yoさんが私の夢を叶えてくれました。
今週始め、きよさんのギターが壊れたと聞いてしばらく無理かな~と思っていた矢先のことでした。
その代わりに、きよさんの音楽活動に使うロゴの打ち合わせをしようとしていました。
打ち合わせの前夜、メールが届いていて、
「ギター、直しました。せっかくだから、明日ストリート行きましょう!」とのお誘い。
「やった~!」
心の準備はできていたけど、ハリウッドの路上の様子が想像つかない。
とりあえず、いつもの書き下ろしの準備をして出かけました。
久しぶりの繁華街。
渋谷の交差点ほどではないけれど、ハリウッドストリートは、たくさんの観光客でごった返しています。
書き下ろしの道具を持って歩くのは、結構、大変。
ようやく、きよさんが、
「今日はこの辺にしましょう」と言って立ち止まったところは、
マリリンモンローのマネキンの目の前。
確かに人目には付きそう。
しかし、とにかく暑い。
灼熱の日差しの下、唯一の日陰は電信柱。
そこに私たちは場所をとりました。
とりあえず、テーブルと椅子を出して、荷物を広げます。
いつものように、作品をテーブルに並べていたら、、、
ビルと地下鉄からの突風で、作品が全部飛んでいった~。
作品を並べておけば通行人の気を惹けると思ったのが間違い。
学び1。
「ストリートでは作品を画鋲で留めておけ!」
かろうじて、テーブルの上に
「Message & Name 」のサインを書いて置いておく。
周りの客引きは、
スパイダーマンやスーパーウーマン、
13日の金曜日のジェイソンやダースベーダーたち。
あたし、全然目立たない。
地味すぎました。
通行人はまず立ち止まらない。
しかも、この暑さではもっと先を急いでいく。
学び2。
「ストリートでは目立ってなんぼ」
次回は大きな看板を用意していきます。
それでも、ちらほら立ち寄ってくれる人が来て、
「何してんの?」
「これ、いくら?」
と聞いてきました。
実は、値段をまったく考えおらず、
しかも持ってきた作品も、売るつもりのないものだったりして、
全然商売する準備をしてきませんでした。
「えっと~」
なんて言っているうちに、
忙しい通行人は、どこかへ行ってしまいます。
通行人はせっかち。
学び3。
「ストリートでは値段、品物を明確に!」
そんな学びの中、それでも素敵な出会いがありました。。。
バークレーの学校に夏期留学していた日本の学生さん。
プロの絵描きのおじさん。
メキシコからの家族。
ハリウッドのストリートには世界中から人が集まってきて、
みんなが「楽しむため」に来ているところ。
騒々しいけど、どこか楽しい。
次回はしっかりと準備をして挑むぞ!
Ki-Yoさん、素敵なチャンスをありがとう。
またご一緒させて下さい。
そして、メキシコからの家族たち。お名前を書かせて頂きました〜。
ハリウッドストリートで立ち寄ってくれた紳士。
「何か書きましょうか?」と聞いたら、
「いや、私が君に書いてあげる」と。
おもむろに私のパステルとペンを掴んで、私のノートに走り書きを始めました。
あっという間に、素敵なイラストの出来上がり。
絵の下に残してくれたサインを手がかりに調べたら、この人はれっきとした画家さんでした。http://rogalart.com
「この絵は1000ドルの価値があるぞ〜」だって〜。ホントだといいな〜。